絵本のあらすじ
ある日、小さなイカちゃんがお散歩をしていると、ビンに入った手紙を見つけました。
手紙には「さがしてほしい」というメッセージと星が描いてあります。
星を探して、海の中の大冒険が始まります！
ビンの中には、手紙が入っていました。 「さがしてほしい」と星のマークが描いてあります。
絵本の見どころ
小さな子供たちにとっては、初めて経験することは全て冒険です。
小さなイカちゃんも受け取った手紙を頼りに星を探しに海の中を大冒険します。
物語は小さなイカちゃんのお家に飾られている「モビール」から始まります。
天井から吊り下げられたモビールは、円を描き小さく揺らめいています。
モビールには手紙の入ったビンをはじめ、カメやクジラ、エビなどの他に、船や潜水艦まで付いています。
これだけ見ても、小さなイカちゃんにとって大冒険であったことが分かります。
イカちゃんのお家にあるモビール。
手紙に描いてあった星を、どのように探してよいのか分からない小さなイカちゃんは、手あたり次第、周りにいる船やカメ、その他の登場人物に聞いて回ります。
その都度、あっちの方かも、こっちの方かもと、星を見つける手がかりを探していきます。
あっちへ、こっちへ、そっちへと探していくうちに、ようやく星を見つけることが出来た小さなイカちゃん。
最後はどのようになるのでしょうか。
小さなイカちゃんの海の冒険 公開中!!
イカちゃんのおうちには とっても賑やかなモビールがあります。 イカちゃんの冒険をモビールにしたのです。 今日はその冒険のお話です。
ある日、小さなイカちゃんが散歩をしていると 遠くの方から小さなビンが流れてきました。
ビンの中には、手紙が入っていました。 「さがしてほしい」と星のマークが描いてあります。
さっそくイカちゃんは探しに行きました。 「船さん、わたし、星を探しているの」 「うーん、ボクは見ていないなー」 「海の中を探してごらん」 と船は答えました。
イカちゃんは海に潜りました。 「カメさん、わたし、星を探しているの」 「うーん、見てないなー」 「もっと下を探してごらん」
イカちゃんは、もう少し潜りました。 「潜水艦さん、わたし、星を探しているの」 「うーん、見てないよ」 「もっとあっちを探してごらん」
イカちゃんは、もう少し潜りました。 「クジラさん、わたし、星を探しているの」 「ずいぶん前に見たことあるなー」 「もっとそっちを探してごらん」
イカちゃんは、もう少し潜りました。 「イカさん、わたし、星を探しているの」 「うーん、知らないなー」 「もっとこっちを探してごらん」
イカちゃんは、もう少し潜りました。 「タコさん、わたし、星を探しているの」 「うーん、見たことないなー」 「もっとむこうを探してごらん」
イカちゃんは、もう少し潜りました。 「エビさん、わたし、星を探しているの」 「あれ、さっき見た気がするよ」 「奥の方を探してごらん」
イカちゃんは、もう少し潜りました。 「ウツボさん、わたし、星を探しているの」 「わたし、知っていますよ、星の場所」
「ほら、ここにいるの」 「お空に帰りたいそうよ」 「やっと見つけたよ」 イカちゃんは喜びました。
「はい、お空にお帰り」 イカちゃんはお空に星を返してあげました。
お空に帰った星。 たくさんの星がイカちゃんに ありがとうを伝えました。
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