ネコの拾い方｜ネコの育て方絵本01

ある日、大きいネコが公園でボール遊びをしていると、ボールがポーンと植え込みの方まで飛んで行きました。

大きいネコが植え込みの上に乗っかったボールを取ろうと足を踏み入れると、下から「ニャー！ニャー！」と聞こえてきます。

何だろうと植え込みの間をのぞいてみると、黄色い、茶色い小さいネコが出てきた。小さいけど一生懸命、大きい声で鳴いています。

大きいネコは直感的に「あ、これは見ぬふり出来ない面倒な感じだ」とシワァ～となりましたが、茶色い小さいネコの他にネコがいないか、近くを探してみました。
茶色いネコは大きな声で何度も何度も「ニャァー！」とうるさく鳴いています。

すると植え込みの奥から、灰色の小さいネコが「アー・・・、アー・・・」と小さな声を上げ、のろのろと歩いて出てきました。
そのずっと奥にはうずくまって全く動かない白黒のネコがいます。

「あ、二匹もいる・・・」大きいネコはさらにシワァ～となりました。

子ネコを一匹見かけたら、もう数匹がその辺にいるかもしれません。