甲殻類の中でも、ザリガニやロブスターは大きなハサミを持ち、デザイン性の高さや美味しさを理由に人気がありますが、何か違いがあるのでしょうか?
ザリガニは淡水の生き物
ザリガニは前方の2つの脚に強力な鋏を持ってます。これは捕食、防御、対立相手との闘争に使用されます。カニカマをあげると、両手で器用に持ち替え、端からモグモグと食べる姿は大変愛嬌があります。
ロブスターは大きい海の生き物
ロブスターとは大部分のロブスターは片方の鋏が大きく、もう片方が小さい。大きい方は重くて力を持っており、小さい方は細かい作業に使用されます。
ザリガニとロブスターの違い
ザリガニとロブスターの違いザリガニとロブスターの違いは、それぞれ淡水の生き物、海水の生き物という違いがあります。また、ザリガニは手のひらサイズですが、ロブスターはより大きく50センチを超えるものもあるそうです。
ロブスターは高級食材として有名です。一方のザリガニは、アジア圏や一部のヨーロッパでは季節の食材とされます。日本では食用として移入されたアメリカザリガニが近所の沼や用水路にいますが、釣って飼う楽しみのほうが強く、食べることはほとんどありません。
イケアでは例年夏頃にザリガニフェアとして、レストランで1皿4匹600円ほどでザリガニを食べることができるようです。レッドロブスターでは、ライブロブスターとして、スチームやオーブン料理が7,000~17,000円ほどで提供されており、なかなかの高級です。
よく似たオマール
ザリガニやロブスターにとても良く似た甲殻類にオマールがありますが、これはユーラシア大陸沿岸のヨーロピアン・オマールと大西洋アメリカ大陸沿岸のアメリカン・ロブスターの2種がオマールエビの違い。ヨーロピアン・オマールはアメリカン・ロブスターよりやや小さいサイズ。どちらも美味しいので高級食材です。
ザリガニの飼い方
ザリガニの飼い方ロブスターを家庭で飼うことは難しいので、ザリガニを飼う際、気を付ける点を書いておきます。
ザリガニは逃げるよ
水をいっぱいに張ったフタのない水槽の場合、ザリガニは水槽の上から逃げ出します。泳いで水面から水槽のふちに手をかけて出たり、ろ過機やそのケーブルを伝って水槽の外に出ます。そこからは家じゅうのどこにでも行ってしまい、探すのが大変になるので、水槽の水は浅くするか、水槽にフタをするのがおすすめです。
暑さに弱い
水温が低いときはじっとしていますが、夏の暑い日、水温が上がってくると大暴れします。水面に扇風機などを設置して水温を下げてやりましょう。
ザリガニの死に際
ザリガニフードをあげれば、どんどん大きくなります。2~3週間ごとに脱皮していきます。脱皮後、しばらくは殻が柔らかいということもあり、じっとしていることがあります。しかし、数日、水槽の底で横たわる、じっとしていたら要注意です。そのまま、中身が溶けるように最期を迎えているかもしれません。
アメリカザリガニは逃がしてはいけない!
2023年6月1日よりアカミミガメ・アメリカザリガニの規制が始まりました。「条件付特定外来生物」に指定されたため、飼い続けることができなくなったからと言って、野外に放すことは禁止となりました。
逃げ出さないよう、寿命を迎えるまで大切に飼いましょう。
出所:環境省 日本の外来種対策HP「2023年6月1日よりアカミミガメ・アメリカザリガニの規制が始まりました!」
ザリガニの絵本
逃げ出したザリガニさんの絵本です。もしザリガニが逃げてしまった場合、探索場所の参考にもなります。
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