カワウソ ビーバー 違い

カワウソとビーバーの違い お知らせ
カワウソとビーバーの違い

カワウソとビーバーって似ています。どこが違うのでしょうか。

先日、どうぶつ出版社の「おともだち相談センター」にこのようなお問い合わせが入りました。

カワウソは小さくて肉食!

コツメカワウソのイラスト
コツメカワウソのイラスト

体のサイズはビーバーの半分くらい

カワウソ(獺、川獺)は、食肉目イタチ科カワウソ亜科(カワウソあか、Lutrinae)に分類される構成種の総称です。みんなが大好きなコツメカワウソはカワウソの中でも小さく、体長41~64センチメートル、尾長25~35センチメートル程度でビーバーの半分くらい。

カワウソの可愛さは胴長短足にあるのかも。カワウソ手足は短く、指の間に水かきのある種が多く、また、カギ状の爪を持っています。

頭の上部は扁平で、耳、目、鼻が同一線上に並んでいるため、水に潜りながらこれらの感覚器を水面上に同時に出し、周囲の様子を窺うことができます。また、水中では耳孔や鼻孔を閉じることができます。

カワウソの好きな食べ物はお肉!

カワウソの好物はお肉系!

肉食性なのでお肉系が大好き!

ザリガニさん、カエルさん、お魚さんなどを泳ぎながら手で捕まえて食べます。

歯や顎の筋肉が良く発達しているので、甲殻類は殻ごと食べられます。

小さい獲物は捕らえてすぐに食べるのですが、大型のものは一度陸に上げて食べるそうです。しかも、捕まえた魚を川岸に並べるクセを持つ種がいるんだって。

泳ぎが得意で手先が器用!

泳ぎが得意で、水中での生活に適応している他、陸上でも自由に行動することができるので、ある意味、水陸両用のハイブリットですね。

知能が高く器用で力もあるため、石で貝を割るだけでなく、物を移動させて足場を作りドアを開けることも可能なんだとか。カワウソ用のケージの鍵は犬用と比較して複雑な構造となっています。

ビーバーは尻尾が大きな草食系!

ダム作りが得意なビーバー

ビーバーは尻尾で泳ぐよ

ビーバー(海狸)は、齧歯目ビーバー科(ビーバーか、Castoridae)に分類される構成種の総称です。

和名は海狸(かいり、うみだぬき)。

体のサイズは80~120センチメートル、尻尾の長さは25~50センチメートルとカワウソよりも大きめ。

水中の生活に適応しており、毛皮は水をはじき、後ろ足には水かきがあります。

ビーバーの最大の特徴である平たく大きな尾はオールのような形をしており、上下に動かすことで推進力を得るのに役立っています。

ダム作りと木の伐採が得意!

ビーバーはあっという間に木を切り倒す

ビーバーの大きく丈夫な歯は鉄分を含んでおりとても硬く、直径15cmの木をわずか10分で倒せます。鉄分と削る樹皮のタンニンにより歯はオレンジ色に変色しています。

ビーバーのダム作り

ビーバーは「自分の生活のために周囲の環境を作り替える、ヒト以外の唯一の動物」であるとも言われているそうです。

ビーバーのダム作りは、持って生まれた本能的な行動で、教わらなくても自然にできるようになると言われている。 水辺の木を齧り倒し、泥や枯枝などとともに材料として、川を横断する形に組み上げ、大規模なダムを作る。

ダムによってできた「ダム湖」の中心部にも木を組み上げ、密閉された個室状の巣を作ります。

ビーバーの巣
ビーバーの巣

刺激を受けると尾を水に叩きつけるが、これは家族に対して危険を知らせたり外敵を驚かせる働きがあると考えられています。

好きな食べ物

草食性で、日に2キログラムの木の葉や草、木の皮などを食物とするので、木をかじり倒すことも多い。

50センチメートルの枝ならわずか3分で丸裸にしてしまうこともあるんだって。

どうぶつ出版社のビーバー&カワウソ絵本

カワウソとビーバーの違い、似ているけどちょっと違う、ビーバーとカワウソが主役の絵本「ビーバー木工所 カワウソさんちの絵本棚」もご覧ください!

ビーバー木工所 カワウソさんちの絵本棚 表紙
ビーバー木工所 カワウソさんちの絵本棚 表紙

参考:釧路市動物園

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